昭和42年に目黒高校を卒業して、同46年の4月までに合計6回、銀座東芝ホールなどを借りて「目高寄席三人会」を開催しておりましたが、メンバーの就職で、第6回もって一区切りといたしました。
第6回の公演を終えてから、45年後の平成28年7月にメンバーを1人入れ替えて第7回「目高寄席三人会」を「お江戸両国亭」を会場として復活開催することにしたのです。
長年のブランクを乗り越えて、高座に上がり再度落語を演じるためには、猛稽古をいたしました。落語の口述本を何度も読み直し、昔のカセットテープを引っ張り出して、録音してある落語家の噺を聞く、インターネットで名人の噺を聞くなどを繰り返して覚え直したのです。
45年のブランクをものともせずに、同世代の目黒高校卒業生や知人のご贔屓を賜り、第8回、第9回、第10回と毎年盛況裏に幕を閉じることができました。
第11回は、令和2年の7月に開催することになっていましたが、新型コロナの緊急事態宣言の発令で1年間延期を余儀なくさせられ、翌年はまん延防止措置により再度延期せざるを得ませんでした。
そして、まん延防止措置の解除を受け、令和4年4月に、やっと「目高寄席三人会」を開催することができました。
コロナ禍の不安がある中、80人近くの聴衆の方々が両国に足を運んでくださり、我々演者もそれに何とかお応えする高座を努めることができたものと自負いたしております。
第6回の開催から45年後の復活第7回時の「目高寄席三人会」メンバーは、竹笑、八男改め花鳥、良梅の3名でした。
第10回からは新たに23回生のさんまが加わり、4人態勢で切り回しをいたしております。
元三人会メンバーだった立川流の大御所である立川ぜん馬を前座としてこき使い、22回生、23回生の女性達が運営スタッフとして活躍してくれています。
会の終了後には、全員で打ち上げを行い、一杯(いっぱい)飲んで語り合うことが楽しみで、毎年頑張って開催いたしております。